2019年07月

2019年07月16日

脳に良い声かけ4

脳科学からみた子どもを伸ばす方法の続きです。

その4 脳は騙されやすいし騙しやすい。
皆さんも目の錯覚とかトリックアートを見たことがあると思います。
私はこの類のものが大好きでよく見ます。 
トリックアートを見るとほとんど全ての人がそう見えてしまいます。
我々は脳が考えて物を見たり行動したりしていると錯覚していますが、
実は意識的に処理していることは極僅かでほとんどのことは無意識のうちに行っています。 
こうして目からの情報を処理することも、心臓を動かすのもスピード調節も、血液を作ることも、消化も意識的に行っているわけではありませんが自然と完璧にこなしています。 
疲れると甘いものを欲するのと同様、美味しいものを食べるとまた食べたくなるのも行動命令も自然の処理の一つなのかもしれません。


 実は脳はこうして自然のうちに処理していることがほとんどのわけですから、騙されやすいし、騙しやすいのです。
ですから上手に騙し潜在意識を味方につけてあげることが脳を使いこなす秘訣でもあります。

脳を騙すテクニック 
1成功イメージを湧かせる。
 今では当たり前になりましたがスポーツ選手はよくイメージトレーニングをします。
人間の体はイメージに大きく左右されます。
例えば、バスケットボールでシュートをするとき、腕を何度に曲げて、どことごとの筋肉を何%動かして・・・。
なんていう人はいません。
ボールがゴールに入るイメージをして投げると自然と適切な筋肉を適切に使い投げられるわけです。
これを機械で行うとそれはそれは大変な量の計算が必要になるそうです。
イメージには勝手に脳も体も反応します。
野球で監督に「エラーしたら交代させるぞ。」と言われれば
ミスしちゃいけない。と思えば逆にミスするイメージが頭に浮かぶのでミスする確率は増えます。
これは計算問題でも同じで、
「ミスしないように気を付けてやりなさい。」
と口を酸っぱくして言えば言うほど減らないものです。
脳を使いこなすテクニック1は成功イメージが湧くような言葉がけをすることです。
ですが同じ言葉でも相手のとり方によって成功イメージが湧く人もいれば不のイメージが湧く人もいるので相手に合わせた言い方をしてくださいね。
「絶対大丈夫。」と心から伝えても、「そんなことないもん…」となってしまう人もいれば、「そうだよねお母さん」とポジティブに受け取ってくれる子もいます。
このへんが難しいところですね。
でも自分本位にならずに、ちゃんとこどもの表情を見ているとどちらに受け取ったかはすぐに区別がつくものです。

2.ポジティブな言葉を使う
言霊という言葉があるように、普段使っている言葉は脳に大きく影響します。
本心でなくても「私なんかダメだ。」と言っていればダメになっていきます。
本心で言っている場合は尚更です。
根拠がなくても「絶対合格いる。」と言っている人の方が合格率は高くなります。

「うちの子は算数が苦手で…」 「スピードがおそくて遅くて…。」
とお母さんが言っていれば大抵はそうなっていきますので、今日からでも良いので、脳に悪い言葉は使わないことをお勧めします。

ということで脳は騙されやすいし騙しやすいので、是非脳に良い言葉がけをしてあげてくださいね。 子どもだけでなく自分の脳も騙してあげてくださいね。


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2019年07月12日

脳によい声かけ3

前回に引き続き本能的な脳から行動命令を出す方法のお話しです。

その3 行動における慣性の法則を利用する
慣性の法則とは、
他から力が加わらない限り止まっているものは止まり続け、動いているものは動き続けるという法則です。
みなさんも中学生のころ理科で習ったことと思います。
脳でも同じことが起こります。

勉強も同じで、始めるのは大変でも一度初めてしまえばわりとスムーズに続けられます。
始める最初はパワーが要りそのパワーを億劫がってしまう子も多いです。
こうした子は叱るのではなく、最初だけ手伝ってでも動かして上げると良いです。

家庭教師をしていると、子どもが
「頭痛いんだ…。」とか「今日は疲れていて…。」
と言うことがあります。 そんな時は
「そっか頭痛いんだ…。」とリフレインした後
「じゃあ出来るところまでやろう。」
と言ってさっさとはじめてしまいます。
初めてしまえばなんとかなるものです。
もちろん本当に無理そうな場合もありますけど・・・

そして終わった後に、
「頭が痛い割にはよく頑張ったよね。立派立派」
と嫌味ではなく褒めます。 
「この程度の頭の痛さならなんとかなるし、駄々こねても授業は止めてくれない。」

と感じると少しくらい頭が痛くても「頭が少し痛いけど大丈夫。」と自分で言える子になっていきます。
ここで「頭が痛いたなんて駄々こねてたけど、ちゃんとできるじゃない。」
などと言えば折角の子どもの頑張りは全て台無しになってしまうし、今度は「頭が痛い」と言ったのにちゃんとやったら、
「嘘つきと思われ損。」という感覚に脳がなってしまうので避けてださいね。


慣性の法則は習慣化(当たり前)させてしまえばさらに効果的です。
歯磨きでも挨拶でも、一度習慣化されると放っておいても脳からやりなさいと命令がでるので、やらないと逆に気持ちが悪かったりします。
勉強も同じで、宿題をやるのが当たり前となっている子は必ず脳からも命令がでます。

80点を取るのが当たり前と思っている子は80点を取れるだけの勉強を脳が勝手に行動命令を出してくれます。
逆に40点を取るのが当たり前の子は頑張ろうとしても「もういつもと同じくらいは取れるから止めなさい。」とストップしてしまいます。

こうした悪い習慣化も直ぐに癖になりますので気お付けてくださいね。

他にも
「直ぐに答えを見る。」
「直ぐに諦める。」
なども習慣化しやすいので気を付けて上げて欲しいと思います。
だからと言って
「ほら、また直ぐ答えを見ようとする。」
などと下手に叱ったりすると尚更習慣化を早めるので絶対止めてくださいね。

次回はその4 をお話しします。 
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2019年07月08日

脳に良い声かけ2

前回の脳によい声かけの話しは如何でしたか。
前頭葉につまり理屈で正当性を訴えても効果は薄い話は理解して頂けたかと思います。
ではどうすればよいか。

その1 危機感を煽る。
明日までにやらないと殺される。 となれば誰でもやるものです。
殺されるは現実的ではないので、
・嫌というほど叱られる ・ご飯を食べさせてもらえない ・お小遣いが無くなる 
・遊ばしてもらえなくる ・殴られる など
塾でいえば、
・こっぴどく怒られる ・帰してもらえない ・クラス落ちする など
こうした本当にやらないと「やばい」と感じたとき人は行動命令が自然と出ます。
これはこれで一つの方法ではありますが、子どもの場合親や塾からこうしたことをいわれ続けるとだんだん慣れてしまい「やばい」と感じなくなってしまいます。
またこうした仕方なくやる状態では、ぎりぎり最低限のことしかしなくなっていくのが普通です。 
つまり殺されない程度、こっぴどく叱られない程度の勉強が身についていきます。

ノルマを課す、脅すというのは即効性があり一つの有効な方法ではありますが、
この方法で相手の能力を最大限に発揮させるのは出来ないので時と場合を考えて使ってくださいね。 
この方法を多用するなら、子どもが最低限のことしかしなくなることを覚悟してくださいね、最大限の力を発揮しないことにイラついたりしないでくださいね。

その2 良い思いをする
レストランに行ってとてもおいしい思いをすればまた行きたくなるし、不味ければ行きたい気持ちは起きません。 
これは誰だも同じです。

脳は複雑ですが意外と単純でもあります。
つまり脳を気持ちよくさせてあげればよいわけです。
・テストで良い点が取れた。
・褒められた。
・友達から認められた。
・お母さんが喜んでくれた。
などなど

嬉しい思いをすればまたやりたくなります。
そして嬉しい思いから自主性をもって頑張った場合、信じられないほどの能力を発揮することもしばしばです。
子どもは大人以上に「その1で頑張る場合」「その2で頑張る場合」ではその差は大きいです。
如何に脳が「嬉しい、気持ちいい」と思う状態を作って上げるかは中学受験サポートの大切なポイントです。

 出来る子たちは親が無理に準備しなくても褒められる回数や良い思いをする回数が多いものです。 
逆にあまり出来ない子は叱られる回数、嫌な思いをする回数が多いのでやる気も起きなくなっていくのは当たり前でなのです。

ですから尚更お母さんのサポート力が必要になってくるわけです。
ただでさえ嫌なことが多い子に追い打ちをかけるように嫌なことを押し付けたり、
脳が行動命令が出ない状態なのにそれを詰れば悪循環するのは明らかです。
本能的脳から行動命令が出るように良い思いをさせてあげてくださいね。

次回はその3 その4 をお話しします。 
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2019年07月04日

脳によい声かけ

本日の質問
以前のセミナーで脳に良い声かけの方法についてお話しされていましたが、脳に良い声かけのポイントを教えてください。」

近年、脳のメカニズムがだいぶ解明されてきました。 
脳のメカニズムを知り脳の活性方や騙し方を掴めば子どものやる気も脳力もさらに引き出せるようになると思います。

受験サポートにおいては大切な要素だと私は考えています。

パート1 行動を起こす脳のメカニズム
 私は脳科学の専門家ではないので、私がとても印象に残っているある脳科学者の話を紹介したいと思います。
本当はじっくり紹介したいのですが、あまりに長くそして複雑にななってしまうので要点のみを伝えしますね。

 人間は行動を起こすとき、前頭葉(理性を司る脳)で色々考えて行動命令を出しているように感じていますが、
実は行動命令は前頭葉からは出ないことが実験でわかったそうです。 
行動命令はもっと本能的な脳から出ていて、前頭葉にはそれを止める働きがあるそうです。
もちろ理性で考えて行動命令がでることもありますが…。

つまり頭にきて「人を殴りたい、暴言を吐きたい。」と本能が思うとその命令が手や口に伝わり、前頭葉では「そんなことをすれば捕まってしまう、余計苦労する、やってはいけない。」と感じると殴りたい気持ちを止める働きがあるそうです。 
逆にいえば前頭葉でどんなに
「しなきゃいけない。」
と思っても本能的脳から行動命令がでないと出来ないそうなのです。
私はこの話を聞いて「なるほど」とみょうに納得してしまいました。

 私は学生時代切羽詰まらないと勉強が出来ませんでした。 
3日前からやっていれば(それでも遅いですが)楽なのに…。
と毎回思っても結局は徹夜で一夜漬けして帳尻を合わせるという感じです。

その状況は今も進歩がなく、セミナー前など朝の4時ごろやっと資料が出来上がるといった状況です。 
本当にもっと前からやっていれば楽なのに…と思うのですが・・・。

では前日しかできないかというとそうでもありません。
連続でセミナーが立て混んでいるときなどは、前の日だけでは絶対に間に合わないのを知っているので、流石にもう少し前から初めています。
つまり参加者に失礼がないように(私の価値観)、ぎりぎりの線ではちゃんと脳から「やりなさい。」という命令が出るのです。

 この話から私は何を思ったかと言うと、
「なるほど、相手の行動を促すのであれば、前頭葉に言っても無駄なんだ。」

どんなに前頭葉に
「今やらないと夜寝れないでしょ早く始めなさい。」
「ちゃんと勉強しておかないと今度のテストで後悔するわよ。」
と言っても無駄だと言うことです。

前頭葉では「やらなきゃいけない。」
と感じているのに、やれないとき人はとても大きなストレスを感じます。
人によっては精神疾患に陥ったりします。
 近年社会人でも精神疾患を患う方は多いですが、
「会社に行かなきゃいけない、でも足が出ない、電車に乗ると気持ち悪くなってしまう。」
みなたな状況もきっと、前頭葉ではしなきゃいけないと感じているのに本能的脳からは行動命令がでない、もっと酷いと会社に行くのは危険止めなさいという命令が出てしまう状況なのだと思います。
そうなると自己嫌悪、自信喪失や余計に動けないようになっていくようです。

 子どもの場合はそれが大人以上に顕著です。
やらなきゃいけない。だけど行動命令が出ない。
というとき子どもは自己嫌悪になっていくか、または「なんで勉強なんかしなきゃいけないの」と開き直るかのどちらかになっていきます。
この開き直りは子どもが自分の精神を守るための一つの方法なのだと思います。
自己嫌悪になっていくよりはよっぽど対処が楽なのですが、お母さんはこうした開き直る態度には尚更頭にくるようです。


ということで相手の行動を促すには、
前頭葉に訴えかけるのではなく、もっと本能的な脳から行動命令が出るようなサポートが効果的なのです。
「具体的にはどうしたらいいの???」
については次回お話ししてみようと思います。

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2019年07月02日

家庭教師のやり難い家庭

本日の質問
「家庭教師の先生から見て、やりやすい家庭、逆にやり難い家庭はどんなご家庭か教えてください。」

家庭教師のやりやすい家庭、やり難い家庭は確かにあります。
私の主観ですが参考までにお話ししてみます。

 <やり難いご家庭(親)>
中学受験と子どもの現実を見ようとしない親。

「模試の成績は本当の実力じゃないですから・・・。本当はもっと出来る子なんです。」
など、未来に期待を持つことは大いに結構ですが、今の現実は現在地として受け入れて頂かなければ今後の計画も立てられません。
逆に点数が取れていなくてもちゃんと理解し実力がついている子もいます。
どこかえ向かうとき皆さんもまず初めに現在地点を確認しますよね。
どこかえ向かうとき現在地点の確認は大切です。先ずは怖がらず確認すれば、こからどう進むべきかも見えてきます。


無理難題を言ってくる親
「半年で15偏差値を上げてください。」
「絶対慶応に入れてください。」
中には「そのために雇ったんだから出来ないのなら辞めてくれ。」みたいに言ってくる親もいます。センター派遣の場合はよくあるケースです。
 「絶対入れてくれ」と言ってくる時点で相当ヤバイ家庭だなと検討が付きます。
こうした家庭の場合ほとんどは子どもにも強烈なプレッシャーをかけ既に潰している場合が多いです。

 「半年で15偏差値を・・・」という未来の言い方も期待を持つことも悪くないとは思います。ですが効率的な勉強とやる気をアップさせしっかり指導することで届く目標なら良いけど、無理とは言わなまでも死ぬほど頑張らせないと届かないと思う場合は困ります。


死ぬほど頑張らせることを先生に要求する親も多いのですが、これはかなりのリスクを覚悟する必要があります。 
もし途中で子どもが付いてこれなくてったり切れてしまった場合そのり反動はとてつもなく大きいです。 

但しスペックが整っているであれば偏差値15伸ばすことも無理なく可能なので一概には言えませんが…。
 人は100m競争のような全速力で長距離を走ることは出来ません。 
無理な勉強でも一日二日は持ちますが、1ヶ月間は持ちません。そのことを理解していない親は多いと思います。

中にはそのスピード(勉強量と質)に慣れ無理なく一ヶ月でも二ヶ月でも走れるように成長する場合もありますが割合的に言えば1~2割りといったところだと思います。
 プロの家庭教師は子どもが達成できるでだろうぎりぎりのところを見極めながら指導をしています。 
これが今のこの子にとってぎりぎりだろうと思える範囲を超えて押し付けることはギャンブルとしか言いようがありません。

因みに賭け金は受験の合否ではなく、子どもの将来です。「勉強嫌い、劣等感、親子の信頼関係の崩壊」に繋がります。
私の場合親にギャンブルであることを伝えたうえで、それでもお願いしますという場合だけ子どもの可能性を信じてトライすることにしています。

 お母さんが約束を守ってくれない親も困ります。
私は関わらないと言うのならそれで構わないのですが、模試の申し込みをしておきます。学園祭を見学してきます。説明会に行ってきます。
しっかり宿題をさせておきます。
といっておきながらやらないお母さんもいます。この場合子どもの前で約束していることも多いので困ってしまいます。

 お母さんとお父さん、子どもの意見が全く違う場合も困ります。
お母さんとお父さんの行かせたい学校が違っていて、もめているご家庭もあります。
どちらが正しいという問題ではないし…。
アドバイスくらいは出来ますが子どもの学校を私が決めるわけにも行きません。

また子どもの行きたい学校を親が反対していてるケースもあります。
なるべくなら親子で話し合って早めに方向性を決めて頂きたいと思います。

 親がいつも不安がっている家庭も困ります。
受験生の親であれば不安なのはみな共通です。でもいつも不安がっていると子どもにも悪影響を及ぼすし、私もまともな話し合いができなくなってしまいます。

<やり易いご家庭>
何と言ってもちゃんと話し合いができる家庭が一番です。
中学受験と子どもの現実を認識している家庭、
母親の役目をしっかり果たしてくれる家庭、
家族関係が上手くいっている家庭
子どもを尊重しているご家庭
だとやり易いですね。

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