2024年04月25日
私のプロフィール
氏名 花岡司
生年月日 1963年11月11日
職業 プロコーチ&家庭教師
趣味 ・人間(行動、心理、本能、性格など)・マジック ・からくり箱
<現在の活動>
職業 プロコーチ&家庭教師
プロコーチとしてセミナー活動と、パーソナルコーチングを行っています。
パーソナルコーチングでは会社の社長やマネージャー、お母さん、学生と様々な方の目標達成のサポートをさせて頂いています。
「お母さんの為の中学受験サポートセミナー&交流会」
も毎月開催しております。
<学生のころ>
小さいころは親や友達に「ツーちゃんは頭がいい」と言われ、真に受けて育ちました。 子どもって褒められるとその気るものですよね。
エスカレーター式の学校だったこともあり正直あまり勉強はしてこなかったように思います。
高校3年からバイクにテントを積み一人で全国を回るようになり、成城学園の常識と外の世界の常識は違うんだと言うこともこ改めて知りました。
旅に出ていると色々な人や面白いことに出会う反面、色々なトラブルも起ります。
今思うと、この時期に私の生きる力は養われたのかなと感じます。
明日地震が来て家がなくなっても、何かとんでもないトラブルがあったとしても元気に明るくやっていける、何とかできるという自信がつきました。不安に悩むことも無くなりました。 あなたは不安やトラブルに強いですか?
<卒業をしてから>
大学四年生から家庭教師を初め大学卒業後は塾講師をしながらアントレプレナーカレッジ(経営者学校)に通い、卒業後は「子どものより良い教育方法」を模索しながら様々な塾にて講師、塾長として20年間現場で子どもと触れ合ってきました。
その子に合った効率的な勉強方法や能力開発にはちょっと自信があります。
塾や家庭教師として教えていても、何でこんなに効率の悪い勉強方法をしているんだろうと思える子が少なくありません。
悲しいことに効率の悪い勉強方法を押し付ける先生やお母さんも結構います・・・。
子どもの潜在能力は凄いものがあるといつも驚かされます。
引き出し方次第でもの凄い能力を発揮します。
是非親や先生に上手に引き出して頂きたいと思うのですが、残念ながら能力を発揮することなくやる気と自信を失ってしまう子も少なくありません。
<コーチングとの出会い>
中学受験に関わっていると親によって潰される子を毎年嫌でも目にします。
お母さんの関わり方が重要なのは明らかなのですが、当時の私はそのことを上手に伝へ、お母さんに行動を変えてもらえるだけの力も方法もなく本当にもどかしい思いをとていました。 そんなとき(10年前)私はコーチングに出会いました。
そして
「コーチングの手法をお母さんに上手に伝えることが出来たら、悪循環に苦しむ親子を少しでも救うことが出来るのではないか。」
と感じ、17年前よりお母さんにコーチングの手法を伝える活動を始めました。
10年前からは各所で「お母さんのための中学受験セミナー』を毎月開催しています。
子どもの成長はもちろんですが、お母さんの不安を少しでも減らしお母さんの成長も応援していきたいと思っています。
質問や相談やなどありましたら気軽にメール下さいね。
アドレスはth@coach-pro.com です。
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2024年04月23日
落とし穴4
本日も中学受験で陥りがちな落とし穴を紹介します。
落とし穴4 ダメだしが多い
「何でさっきやった問題が出来ないの。」
「計算間違いばかりして、もっと集中してやりなさい。」
「早く勉強始めなさい、何度言われれば解るの。」
などなど
言いたくなる気持ちは私もよく解りますが
はっきり言って、こうした駄目だしはすればするほど逆効果となります。
心理学的に見ると、
「なんで計算間違いばかりするの、もっと集中してやりなさい。」
と言われて「そうだねお母さん、もっと集中して頑張るよ。」
となるケースはほとんどないそうです。
逆に自分は
「計算間違を沢山する子。」
「集中力が無い子。」
といった負の暗示がかかってしまい間違えが増える傾向にあります。
私も昔は駄目だしを連発していましたが、こうした指導をしている限り子どもは伸びないこと、そして別の方法のほうが効果的だということに気づいて初めて止められたように思います。
この子は計算間違いがとても多い→何とか減らしてあげたい。
とお母さんが思ったとしたら、では
そのために何をして上げられるか?
どんな声かけやサポートをしてあげたら減るだろうか?
を駄目だしをする前に一度考えてみてください。
もちろん叱ることでこの子は間違いが確実に減ると思う場合は叱ることもOKだと思いますが、
叱っても減らないな・・・。
何度もしかってきたけど効果があまりあがっていないな・・・。
と感じる場合は思い切って別の方法を考えてみるとよいと思います。
間違いを減らす方法は何十通りもあると思うので、お母さん自身が方法を沢山考え引き出しを増やし、その中からお子さんの現状と性格に合った方法を選んで接して頂ければきっと効果的なサポートができると思います。
2024年04月19日
落とし穴3 子どもの王様化
子どものご機嫌を伺っていたり、ご褒美をちらつかせてやらせた場合
子どもが王様化し自分が中心で大人を家来と勘違いしてしまうケースがあります。
これを私は子どもの大様化と呼んでいます。
子どもは、人をよく見ています。
こいつは我が儘を言える相手、駄々をこねれば折れる相手、自分が上手に出れる相手と認識してしまうと、子どもは王様化していきます。
大人側は子どもの気持ちを理解してあげている・叱らずに見守っている。みたいに子どもと良い関係を保っている気になっている場合が多いのですが大間違いです。
信頼関係と王様化は似ていますがまったく別物です。
良い信頼関係と家来の関係の見分け方は簡単です。
・子どもが私へのわがままが増えていると感じる。
・こちらが叱るとすぐイジケたり、逆切れしたりする。
・機嫌の良い時は普通に話していても機嫌の悪いときはとても態度が悪い。
というような態度が一つでもあれば王参化が進んでいると思って注意することが必要かと思います。
子どもは信頼している人の言う事は素直に聞きます。甘えることはあってもワガママはあまり言わないし注意すれば素直に聞きます。
信頼関係と家来扱いはホント紙一重なのですが一旦子どもが王様化してしまうとホント後が大変なので気をつけて下さいね。
王様化は勉強の出来る子や頑張っている子にも結構多いので気をつけてください。
勉強を頑張っている我が子に出来る限りのことをしてあげたいという親心は理解できますが、甘やかしすぎてしまうと王様化します。
私も派遣で家庭教師をしているころは結構王様化した子を受け持つことがありました。
こうした子(ご家庭)を教えるのは本当に苦労します。
「この学校も良い学校なんだよ。」と言っただけで
「先生は私が第一志望には受からないと思っているんだ。」
みたいに捉えイジケたり・・・。
「じゃあもう一度この問題やってみよう。」と言っただけで
「俺のこと全然信用していない・・・」
なんて怒ったりしてしまいます。こうした例は山ほどあります。
家庭教師とだけでなく、お母さんと子どもの会話でも、
「その言い方で子どもに誤解されたのではどうしようもありませんね。」
場合も多々あります。
嫌なことを言われたと思ったときに子どもも思ったことを言葉にしてくれば誤解を解くこともできると思うのですが、こうした子は精神的に幼い上にコミュニケーション能力も幼いので自分の都合で勝手に誤解し勝手にイジケて人のせいにします。
こういう状態の子にはどんなに注意して話しても無駄です。
100回上手に伝えたとしても1回嫌なことを言われたり自分の意にそぐわないことがあるとそれを材料にイジケてしまいます。
一旦王様化してしまうと、
・今度は逆切れさせないように
・子どもが怒らずに勉強を始めてくれるように、
・ちゃんと塾に行ってくれるように
とお母さんが気を使いすぎてしまい、尚更下手にでるような言い方になってしまうようです。
なので最初から下手にでたりご機嫌取りをせずにちゃんと、子どもが自分の為にやっている、「お母さん僕の受験を手伝ってくれてありがとう。」
という気持ちでいられるようにサポートしてあげて欲しいと思います。
そういう意識を持っている子の方がきっと幸せだと思います。
そしてその意識はお母さんの接し方と声のかけ方で決ると思います。
2024年04月17日
落とし穴2
そんなわけで本日も中学受験の落とし穴を一つ紹介したいと思います。
でも
「私、もうやっちゃった。どうしよう」
なんて落ち込まないでくださいね。普通に接していたら大抵はしてしまうことばかりなのですから・・・。
これから気をつけるだけでも弊害を招く確率はぐっと減らせます。
落とし穴2 お母さん同士の情報に振り回される。
「あの塾はよくない・慶應に合格させたいならあの塾やあの先生が良いらしい・面接にはこの服で行かなければ駄目だ・寄付をすると点数を上乗せしてくれる。」
などなど間違った(事実ではない)情報が飛び交います。
声の掛け方や勉強法についても自分の子どもで上手く行ったことをさも「誰でもそうすれば上手く行くのよ。」みたいに親切の押し売りをする人も少なくありません。
一番厄介なのは、
「わたしは子どもの為にこんなにやったわよ。」
ということを強調するお母さんです。
自分が頑張ったから子どもが合格できたと思っているお母さんは結構多いものです。
そしてこうした管理大好きママ叱咤激励ママは噂を振りまくのも大好きママだったりしますし、子どもがさもそのお陰で合格できたようにしゃべるので説得力もあります。
例えば
「えっ、子ども一人で勉強させているの子どもは直ぐサボるんだからちゃんと側で見てないと駄目よ。私なんか毎日3時間つきっきりでみてたわよ。」
「えっ、まだクラブやらせているの私は子どもが泣いたけどきっぱり止めさせたわよ。」
「子どもは一人では計画的になんか勉強出来ないし効率的な勉強もできないんだから、ちゃんと計画をたててやらせなきゃ駄目よ。」
「自主性なんかに期待しないで厳しくしないと駄目よ。」
みたいに・・・。
これを聞いたお母さんは
「他のお母さんがそこまでしているなら私も少しは・・・」
と管理や叱咤激励を強めてしまうお母さんも少なくありません。
困ったことにこの管理や叱咤激励は麻薬みたいなところがあって一度やり始めると止められなくなってしまうようです。
こうした話を聞くとどうしても不安になりますし影響されそうになりますが、どうか負けないでくださいね。
確かにガチガチの管理体制で合格する子もいますが、子どものポテンシャルからみればお母さんがもっと子どもの力を上手に引き出していたらより上の学校に受かってただろうなと思う家庭がほとんどです。
私は今までに何百人もの中学受験生とご家庭を見てきましたが、強烈な管理体制で受験をして上手くいったケースは2割にも満たないと感じます。半分近い家庭は受験の弊害(親子の信頼関係の崩壊、自信喪失、勉強嫌い、嫌々中学生活をおくるはめになるなど)で悲惨なものです。
でもこうした上手くいかなかった家庭のお母さんは、
「管理や叱咤激励だけでは上手くいかないわよ。」
とは言ってくれないので、お母さん方の間では「お母さんが頑張ってちゃんとやらせなきゃ受からない。」みたいな話が多くなってしまうようです。
お母さんは愛情と期待も大きいため、どうしても
「あれもやらせておきたい、これもやった方がよいのでは・・・。」
と思ってしまうし、それをやらせないと不安になったりします。
受験を終えたお母さんも(第一志望に合格できなかった場合は特に)
「無理にでもあれをやらせておけばよかった、あの時こうしていればもっと良い結果が・・・。」
という思いが湧いてしまいますが、
無理にでもやらせれば伸びるのであれば私も無理にでもやらせます。
ですが実際は無理にやらせた場合、自主性をなくしたり消化不良をおこしたりして余計に成績が落ちるケースの方が多いくらいなのです。
ここが中学受験の難しいところです。
2024年04月15日
中学受験の危険行為(落とし穴)
ガイドが危険地帯を知らないのでは話になりません。
中学受験で弊害を招くご家庭のパターンは毎年決まっています。
ですが知らないとついついやってしまうことも多いので。
そうした弊害を招く可能性の高い危険な行為を私は中学受験の『落とし穴』と呼んでいます。
あなたは落とし穴の位置を知っていますか?
落とし穴の位置を事前に知っていればハマる人は減ると思うのです。
ということで本日からは中学受験の落とし穴を紹介してみようと思います。
ただ中学受験では絶対の正解もない代わりに絶対の間違いもありません。
なのでその接し方は弊害を招く危険性が高いと言う方法でも上手くいってしまうこともありますので絶対ダメと言うわけではありません。
落とし穴1 叱りすぎ
人は美味しいものを食べればまた食べたくなります。
良い思いをすればまたやりたくなるし、嫌な思いをすれば嫌いになります。
叱られながら無理矢理勉強させられれば大抵の子は嫌いになります。
子どもを勉強嫌いにしてしまう、自主性を奪ってしまうのは、間違った叱り方によるところが大きいようです。
中学受験をしていると愛情と期待も大きく「もっと頑張ってほしい」と思うあまり、ついつい叱りすぎてしまうようです。
叱る事は必要ですし決して悪いことではありませんが、方法を間違えると子どものやる気や能力の低下を招くばかりか、悪循環を招き信頼関係を崩すことにもなり兼ねません。
確かに怒鳴ることは即効性があります。
ですが怒鳴って勉強をやらせると、下記のような悪循環に陥るケースが多いようです。
叱りすぎによる悪循環
子ども側:
勉強・宿題をやらない→叱られる→いやいややる→勉強が嫌いになる →余計に解らなくなる→ますますやらなくなる
お母さん側:
叱る→叱られないとやらなくなる→負担が増えストレスも溜まる →ますます子どもを叱る!
結果
子どもはお母さんのことを味方だとは思えなくなり、本音を話せなくなる。叱られてもムッとするだけでお母さんの言うことや、アドバイスも聞かなくなるり結果お母さんは叱るしかなくなる。
子どもだけでなく人はみな叱られることは嫌なことなので、叱られれば嫌々でも言うことをききます。
ですがそれは鞭打たれ仕方なくやっている・やらされているのか変わりありません。
こうした罰の恐怖でやらせておいて自主性を求めるのはどだい無理な話です。 指示命令を受けて行動している人は次第に自分で考えることを放棄していくのが普通です。
色々考えて良かれと思って出した答えや行動を、
「何で言われたとおりに出来ないの、まったく。」
などと一回でも一刀両断にしようものなら考えるのを放棄するか、お母さんから逃げ出すかしか手がありません。
叱ってやらせると大抵は嫌いなります。
これは勉強だけでなく、片付けや、歯磨き、などの生活習慣にも言えますし、ピアノなどの習い事にも言えます。
「勉強しなさい。」「片付けなさい。」と怒鳴ることは
「勉強を嫌いになりなさい。」「片付けを嫌いになりなさい。」と言っているのと同じようなものなのです。
悪いことをしたときには怖いくらい叱ってもOKですが、
何かをやらせるために叱るのは極力避けることをお勧めします。
確かに叱ることは即効性がありますが、叱らなくても子どもにちゃんとやらせる方法はいくらでもあります。 どうかお母さんが叱らないでも子どもがやる方法をいっぱい身に付けてください。
このブログの中にもその方法を随時紹介していきたいと思っています。