2023年11月22日

家庭教師&学習相談

最近相談メールが増えています。 

この時期上手く行っていないと感じているお母さんそしてお子さんは多いものです。
第一志望合格が見えてきていればよいですが、そうでない場合はお母さんの心配や不安も大きくなります。

第一志望合格が見えてきている場合は塾任せ本人任せ、今まで通りでも良いですが、
『ここのままではまずい』と感じている場合は、塾任せ本人任せでは変わりません。
何らかの手を打つ必要があります。


頑張る我が子のために出来る限りのことをしてあげたいと思っているのですが、
『どんな手を打てば良いか?』
『合格を勝ち取るにはどんなサポートをすれば良いか?』

がわからず私のところにもそうした質問メールが多いわけです。

絶対の正解があれば私も楽なのですが、そうはいかないのが中学受験の辛いところです。
子どもの性格や状態、親子関係、志望校によっても効果的な勉強もサポート方法も違ってきます。
お母さんが不安やイライラしたままサポートしても上手く行かないのも辛いところです。
弱点克服ばかりに目がいってしまうのも悪循環の基です。(モチベーションとエネルギーがとても高い場合は『あり』ですが、そうでない場合は効果が薄いものなのです)


この時期のサポートポイント、共通部分としては
1.過去問を有効に使えているか? (過去問チェックシート参照)
2.やるべきことが明確になっているか? それをやることが最善と子どもも思えているか?
3.出来る問題で確実に点が取れているか? 正解力が身に付いているか?
4.お母さんが元気で笑顔で対応しているか?
5.お母さんが子どもにやらせることではなく、「そのために自分に何が出来るか」に目を向けているか?

は大切に思いますが如何でしょうか。


上記の事が上手く行ってないと感じる方、このままでは心配。と言う方向けに、
良い受験が出来るよう私(花岡)がサポート致します。
そのために私に何が出来るか考え、下記の4つのサポートをすることに致しました。

1.家庭教師(短期も可)
2.一日だけの学習相談
3.お母さんの相談に電話orZoomでお答えいたします。
4.メールでの相談


<家庭教師>
週一回2~3時間の家庭教師を通し、
『過去問の効率的な利用法と点数の取り方』『その週(月)のやることを明確にし普段の勉強の効率化』
『受験校に合わせた勉強プラン、そしてその学校に必要な正解力をつける』『子どものやる気アップ』
『塾の効果的な利用法』
などをサポート致します。
但し教科は算数と理科のみになります。
料金は 2時間13000円+交通費  3時間16000円+交通費 でお引き受けします。

<一日だけの学習相談>
 私(花岡)が一日だけ家に伺い2時間程度指導をし子どもの状態を踏まえお母さんの相談に乗ります。
プロが見ると一日だけでも子どもの状態や今後やるべきこと、この子に対してどんなサポートが有効かはわりと判るものなんです。
料金15000円+交通費 (授業2時間、面談30分程度)

<電話またはZoomでの相談>
お母さんの悩みや相談にお答えするとともにお母さんの不安軽減をサポート致します。
料金・・6000円(45分~60分)

<メールでの相談>
メールでも相談に乗りれますが、長くなりそうな場合は電話での対応をお願いするかもしれません。

悔いのない受験が出来るよう私も出来る限りお手伝いしますので、
気になったかたは気楽にメールしてください。
メールアドレスは、
th@coach-pro.com
です。

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coach2023 at 01:33|PermalinkComments(0)中学受験ガイド 

2023年11月20日

頑張っても結果につながらない子

この時期頑張ってるのに伸び悩んでいる子は多いです。 
当然お母さんは心配でたまらなくなります。

6年生は頑張る子が増えるし総合的な問題になっていくので、
成績が落ちていなければ 「まずまず良い状態を保っている。」
と評価して上げても良いのですが、大抵はもうひと頑張りが必要なところを志望校にしているので、成績が上がらないと焦りや不安になるものです。


 維持しているのであればまだ良いですが、頑張っているのに偏差値が落ちてくる子もいます。
これは以前にもお話ししたように、9月からは総合問題になるしテストが難しくなります。
週テストや月例テストとは別の実力が必要となってくるので、ある意味仕方のないところでもあります。 
ですが、
一時は伸び悩んだり落ちたりしてもしっかりと勉強している子はまた上がり始めるものです。 

 身長や植物も何時も同じ割合で伸びるのではなく「伸びる時期」があります。
伸びない時期に無理にペンチで引っ張ったり、 「伸びろ。伸びないと承知しないわよ。」 と言っても効果は期待できません。
それどころか時期でないときに無理やりペンチで引っ張れば成長点を破壊してしまい、中学になってから伸び悩む結果になる場合も少なくありません。
こうした無理をさせたことで中学時代を棒に振る子やトラウマを抱えたまま大人になる子、本来の姿とかけ離れた姿になってしまう子も大勢でます。


 お母さんのなんとかしてあげたい気持ちは痛いほど解りますが、 ここの対応はとてもデリケートで重要なのでぜひ上手な対応をしてあげてください。

放っておくだけで伸びれば苦労しませんが、やはり子どもが伸びるには親のサポートは重要です。
そこで推まず薦するのが環境だけ整備してあげ、日々肥料を提供しながら待つことです。


伸びようとする兆しがあるときに、環境が整備されていれば一気に開花しますがそのとき環境がなければ折角のチャンスはまた延期されてしまうのです。

 信頼関係があり、理解者味方で、強みに目を向け伸ばし活かす、脳に良い声かけを続けている、褒めている、承認しているなどなど環境を整えて上げればきっと伸びます。

 但し中学受験日までに間に合うかと言われると、「???」
なのが難しいところです。
4~5年生のころ伸びる子、6年生で伸びる子、中学に入ってから驚くほど伸びる子もいます。
環境を整備して信じて上げれば絶対にみな伸びるのですが、
「それでは受験に間に合わない。」と思うお母さんもいらっしゃると思います。
この場合どこまで無理を強いるかは言わばギャンブルです。

 かなり強引な手を使うことで伸びる場合もありますが、こうしたギャンブル的な対応は外れたときのリスクも大きくなります。
上手くいく場合もありますが本当にその芽の生長点を破壊してしまうこともあります。


私も家庭教師先の親から、
「必ずやらせますから合格できる量の勉強を指示してください。」
と言われることもありますがこれはギャンブルとしか言いようがなく、駄目というわけではありませんが危険性を話し合った上で実施するようにしています。

こ うしたギャンブル的な方法を私は劇薬と呼んでいます。
劇薬には副作用が付き物で副作用の軽いものから強いものまで(ときには死にいたるものまで)色々あります。
あなたが思う劇薬にはどんなものがありますか。
次回は色々な劇薬と使い方についてお話しいたします。

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coach2023 at 01:36|PermalinkComments(0)中学受験ガイド 

2023年11月17日

過去問チェックシート

 過去問を有効に利用している子はとても少ないように思います。  
受験生はやることがいっぱいあり過去問も沢山こなさなければならないので、どうしてもいい加減な取り組み方になってしまうことが多いのです。
 ですが
もしも過去問に真剣に取り組み有効に利用することが出来れば、合格率を大幅に上げることが出来ます。
しかし問題はどう子どもに伝えるかです。

「そうだねお母さん、私頑張ってそうしてみる。」
と子どもが元気に受け取ってくれるような伝え方が出来れば良いですが、なかなか難しいと思います。

 そこで今回は子どもに自分で過去問を有効利用するポイントを意識してもらうためのチェックシートを用意いたしました。
私のセミナーに参加してくださっている方にはおなじみのシートですが、このチャックシートを子どもにやってもらうだけでもかなり効果はあります。
但し、ここでも子どもが気持ちよく記入できる雰囲気で渡してくださいね。
そして記入後もそのシートを使って子どもを責めるようなことはせず良い話し合に使ってください。
書いたことでガミガミ言われると、子どもは「書かなきゃよかった。」と思ってしまい、効果は0になってしまいます。
 コピーしてワードにペイストすれば綺麗に印刷できると思います。
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                                                            <過去問の取り組み方チェックシート> 
 受験まで3ヶ月を切り皆さん過去問に取り掛かっていることと思います。 志望校への合格率を上げるにも志望校対策を立てるのにも過去問はとても有効です。受験は同レベルの生徒たちでの10点を競う(10点違えば順位は50番くらい違ってしまう)僅差の勝負です。僅差の勝負だからこそ過去問の取り組み方が合否に直結します。受験生はやることがいっぱいあり過去問も沢山こなさなければならないので、どうしてもいい加減な取り組み方になってしまうことが多いですが、もしも過去問に真剣に取り組み有効に利用することが出来れば、合格率を大幅に上げることが出来ます。 

Ⅰ.あなたは過去問を上手に利用していますか?   
1下記の質問に5~1の番号でお答え下さい。  5.とても当てはまる  4.まあ当てはまる  3.まあまあ  2.あまり当てはまらない 1.全く当てはまらない 

1.過去問は練習ではなく試合という意識をもち、いつも本番と同じ気持ちで臨んでいる
2.本番と同じ式の書き方や筆算、字の書き方をしている
3.一点でも良い点数になるように最後の一秒まで頑張り抜いている。
4.わかる問題での点の取りこぼしは少ない。
5.時間を計りきちっと制限時間を守って行っている。
6.テスト中は途中で気を抜いたり、時間をストップしたりしていない
7.採点は自分でせずに、お母さんや先生にしてもらっている。
8.過去問は練習ではなく試合という意識をもち、いつも本番と同じ気持ちで臨んでいる
9.もう一度同じ過去問をやれば、80点は取れると思う。
10.過去問で弱点を発見したら次の過去問をやる前に克服してから臨むようにしている
11.疲れているときや体調の悪いときにも実施しているし、しっかり点数が取れる。
12その学校が求めているスペック(能力)を掴み対策を考えながら行っている。


Ⅱ.過去問の直しはどのように行っていますか。



Ⅲやってみて気づいた自分の今後の課題を書いてみてください。 
例) ミスを減らす。 スピードが足りない。 図形をもっと勉強する。 応用力をつけないと太刀打ちできない。 理科や社会では予想以上に細かい点まで憶える必要を感じた。 教えてくれる人が必要だと思った。など



Ⅳ.お母さんに手伝ってもらいたいことはありますか。 Yes No   
Yesと答えた方へ、それはどんなところですか?


coach2023 at 00:47|PermalinkComments(0)中学受験ガイド 

2023年11月15日

志望校対策クラスのメリットデメリット

前回に続いての「志望校の問題傾向に合わせた勉強は有効か?」のQ&Aです。
志望校対策クラスを取るメリットに関しては皆さんご存知だと思いますので、今日はあえてデメリットについてお話し致します。

デメリット1. 覚える勉強になりやすい。
 志望校クラスではそっくりテストをいっぱいやります。そのテストや練習問題を真剣に行い試し走り続けるのであればとても有効ですが、みんな疲れているのでわりと教えてもらったことを覚えようとする子が多いのです。
トップ校を受ける子たちは大抵そうはなりませんが、中堅校や中の上の学校を受ける子はそうなりやすいのです。ここで走り廻らず覚える勉強になってしまうと、動画、『応用問題の取組み方』でお話ししたように無駄な勉強で終わってしまうばかりか、今まで解けた問題も解けなくなる子も増えてしまうのです。

デメリット2 過去問の点数があてにならなくなる
 そっくり問題は過去問をベースに作られているわけですから、家で過去問をやったとき、志望校特訓クラスでほぼ同じような問題をやった。という場合が増えるのです。
なので点数がよくなり、「やっぱり志望校特訓クラスに行ってよかったね。」となるわけですが、
これは2回目の過去問をやっているときと同じデメリットがあるわけです。

デメリット3 そこの学校に合わせた問題を多くやるが、小学生はそれでは正解できない
 前回お話ししたように経験の少ない子は類題だけをやっても出来るようにならず初見では点数が取れないのが中学受験の難しいところです。そしてその学校に特化した勉強をしても、第二希望、第三希望の学校も受けるわけで、その対策にもなっているかも疑問があります。
似た問題傾向の学校ばかり受けるのならまだよいのですが…。

デメリット4 自分に必要な勉強をする時間がなくなる 
 6年生はやることが多すぎます。時間との勝負とも言えます。志望校クラスは無駄ではありませんが、その有効度は子どもによって違うので、もしもっと他に時間を使った方が良い子なら時間確保が難しくなります。

ということで、メリットもある反面、デメリットもあります。
是非お母さんの力で、メリットを増やしデメリットを減らす工夫をしてください。

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coach2023 at 01:16|PermalinkComments(0)

2023年11月13日

志望校に特化した勉強は有効か?

本日も過去問に関する質問にお答えします。

「出題傾向を分析してそれに特化した勉強をさせたいのですが、どのように分析しやらせればよいでしょうか。」

近年は多くの塾で志望校対策クラスをつくりそれに特化した勉強をさせます。
ですがこれが効果的かというとやはりメリットデメリットの両方があります。
SAPIXは数年前まで日曜日のSSクラスも、そこに特化したクラスを作らず、「慶應早稲田コース」みたいな偏差値分けしたクラス編成を取っていました。
早稲田と慶應では出題傾向が全く違うにも関わらずです。

結果としては他塾の特化したクラスより合格実績が上だったのが面白いところです。
SAPIX も最近はお母さんのニーズに押され特化したクラスを作っていますがどっちが合格につながるのかは疑問です。


 大人から見ればその学校の出題傾向に合わせた勉強をやる方が効率的に思いますよね。
私も家庭教師を始めて10年間くらいはそう信じて疑いもしませんでした。

ですが多くの小学生は特化した勉強だけをしても点数アップにつながらないのです。
 「過去問を10年分総て出来るようにすれば受かるはず。」
と思う親は多いですが、何故か点数が取れないのです。


例えば、論説文しか出ない学校があったとします。
なので物語文や詩はやらないでも大丈夫かというとそうもいかないのです。
物語文や詩もやることで初めて論説文の答え方や読み解き方、違いも分かってくるようなのです。

何度もお話ししてきたことですが、応用力は自分で試した量考えてきた量です。
正解力も自分で色々試したからこそ注意点も身に付くのです。

注意点を教え込まれてもなかなか身に付かないのが小学生の難しいところなのです。
小学生の場合経験値が少ないので、似た問題を教え込んでも初見では点が取れないのです。


ということで
基礎の知識がない子に、その学校の出題傾向に特化した勉強を教え込んでも合格率アップにはつながらい。
と私は感じています。

ですが今までにしっかりと色々な問題をやって来た場合は、特化した問題を集中的に勉強するのも有効です。

コンパス問題が必ず出る学校や、立体切断が高確率で出る学校など、きちっと練習して臨む方が得ですし、開成や桜蔭ならそこに合格するためのキーポイントなども存在するのでそこをしっかり強化することは合格率アップにつながります。

中堅校以下を受験する場合は、その学校の深度に合わせた勉強をするのは有効です。
理科や社会に関してもどこまで勉強すれば良いかの範囲(深度)も学校によってある程度決まっていますし、算数の応用問題がどの程度の難易度で出るかも学校にある程度決まっているので、
塾のカリキュラムに縛られず、あなたの志望校に合わせた深度までの勉強をする方が効率的に思います。

次回は志望校対策クラスを受けるメリット、デメリットについてお伝えいます。

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coach2023 at 00:24|PermalinkComments(0)

2023年11月09日

過去問の取組み方Q&A

本日も過去問の取り組み方Q&Aをお届けします。
本日の質問
「2回3回やり直すことをせず、直しもいい加減で大丈夫なのですか。」

という質問を頂きました。
確かに私の最近のBlogを見るとそんな気もしてきますよね。

でも2回目は絶対やめた方がいいと言っているわけでもないし、
「直しはいい加減でいい」と言っているわけではありません。
直しは大切ですが、無理やりさせたり時間をかけすぎるのは効率的ではないかも。
とお伝えしているわけ出す。


中学受験では絶対の正解も間違いもないのが難しい所です。
総てのことにはメリットもデメリツト両方あります。


前回は2回3回やるメリット、デメリットを紹介致しましたが、
逆にやらないメリット、デメリットもあります。
メリットとしては、他のもっと有効なことに時間を使えること。
デメリットとしては、もう二度とやらないと思っているとやり直しの真剣度も落ちるし、「この問題を出来るようにするぞ。」という意識が弱まるかもしれません。

大切なことはメリットを増やしデメリツトを減らす工夫をすることです。
例えば2回目やるなら、自信がつくようにさせてあげ、デメリットを減らすために直前ではやらないようにする。
やらないなら、やりっぱなしにならないよう、問題集として使う。という方法もあります。
3年分やったら、その後に間違えた問題の大事なものだけまとめてやってみる。
などの方法も有効に思います。

正解はありませんが、メリットを増やしデメリットを減らす工夫をすることで、
あなたの家庭に合った方法が見えてくると思います。

「塾を休ませるか、休ませないか」
「塾の宿題をよる、やらない」
などもどちらもメリット、デメリットがあります。
お母さんは「こっちの方が良い」と思ってしまうと、やるメリットとやらなかったときのデメリットのみに目が行ってしまうことも多いので気を付けたくださいね。

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coach2023 at 01:14|PermalinkComments(0)中学受験ガイド 

2023年11月06日

過去問の取組み方Q&A

過去問の取組み方について様々な質問が来ているのでお答えしてみようと思います。

本日の質問
「過去問は何時から始めるのが良いですか。」
「どの学校から始めるべきですか(第一志望など、第三志望からなど)」


 何時から始めるかは一長一短です。
早くから始める塾もありますし11月から始める塾もあります。
「第一志望からやりなさい。」と言う塾もあれば簡単な学校から始めなさい。
という塾もあります。
どちらもそれなりの正当性がありますし一長一短あります。

過去問のやり方は塾から指定がある場合が多く、子どももその指定に背くことは難しいので、指定に添って進めていくのが良いかと思います。 
 お母さんが心配になって塾と違うことを言うと子どもは混乱するので、ある程度は子どもと塾に任せた方が良いと思います。
但しお子さんが「早くやりたい」と言う場合などは塾に縛られる必要はありません。


<同じ過去問を2回3回やるべきか>
 第一第二志望の過去問は今年中に終わらせて1月はもう一度2回目3回目をやりなさい。
という塾もありますがこれはあまりお勧めしません。


2回3回やる一番のメリットは自信がつくことです。
「お母さん前やったときは45点だったのに、今回は70点取れたよ。」
「どの年をやってももう合格点取れるよ。」
と喜ぶ子は多いので塾としてはとても出しやすい課題なのです。
しかも毎回合格点を取れていれば、お母さんも子どもも合格できる実力が付いた気になりますから、
不合格だった時に塾は、
「おかしいですね、しっかり合格点を取れる実力はついていたのですが、私もとても残念です。」
と言い訳できてしまうわけです。


メリットもある反面デメリットも沢山あります。

デメリット1 合格点が取れる気、合格できる気になってしまう。(自信をつけるためならOK)

デメリット2 時間配分がいい加減になる
 時間配分は過去問が一番の練習になります。ですが2回目だとその練習ができないどころか、おかしな癖がつく可能性があります。 2回目なのでパス問は読まない考えないままパスしてしまいますし、図形の問題など一回やった問題なら短時間で出来てしまう問題もあります。つまり時間が大幅に余るのです。なので1月に何度も過去問のやり直しをしていると時間配分がいい加減になり本番失敗するのです。

デメリツト3 本番とは違う癖がつく
 2回目の場合忘れているとはいえ多少は覚えているもので、なので、
正確に読みとる習慣や見直す習慣、答えが適しているか確認する習慣などなど初見ではしていたこともしなくなっていく子が多いのも怖いところです。
2回目なら迷いもあまり生じません。ですが初見では突然迷う子、これでよかったか不安になる子も多いのです。なので1月に2回目3回目をやりこんでいる子は不安になっていぶん、当日突然不安になったり混乱したりするのです。

デメリット4 初見の問題を解く力が落ちる
 上記にあげたことも含め、初見の問題を解き正解させる力が落ちてしまうのです。
当然のことですが受験は初見の問題です。初見の問題で何点取れるかが勝負です。
中高生と違い、小学生は初見で解く練習、当てきる練習をしておかないとその力が弱るのです。

という感じに多くのデメリットがあります。(まだまだあります)
なので

2回目3回目をやらせるのは、実力と合格率アップのためではなく塾のための宿題という気もします。
自信を付けるためにはありだと思いますが、デメリットを如何に少なくするかは考えてくださいね。


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coach2023 at 11:16|PermalinkComments(0)中学受験ガイド 

2023年11月02日

過去問の取組み方3

本日も過去問の取り組み方についてのお話しです。

過去問ではお母さんがサポートできるチャンスや、子どものやる気を引き出すチャンスがいっぱいあります。
あなたはどんなサポートをして上げますか?


よっぽどサボっている子は別ですが、多くの受験生は自分なりには精一杯頑張っているので、
駄目だしをしても発破をかけてもほとんど効果はありません。

良いサポーをしてあげたいと望むなら、
まずは笑顔で「お母さん採点して。」と持ってこれるような状態を作ることが大事です。
採点をしていない方でも「お母さんじゃーこれから始めるから時間計ってね。」
とか「今日は何点だったよ。」と笑顔で持ってこける状態づくりを優先してください。
小言やダメだしが多くなると子どもは持ってこなくなってしまうし、お母さんに見せたくなくなります。 

そして嫌々みせるような関係になれば、過去問でのチャンスをドブに捨てる結果となりますので、小言を言いたくなる気持ちは私も痛いほど解りますが、ぜひ良い関係を保つことを優先する気持ちを持ってください。

 一部の塾では「採点も塾の方でやりますので、お母さんは心配しないでください。」
みたいに極力お母さんが関わらないでいいようにする塾もあります。

その理由は、上手に関わってくださるお母さんより子どもの足を引っ張るお母さんの方が圧倒的に多いからで。
そうした塾の気持ちは私も良くわかりますが、もしもお母さんが上手に関わってくだされるなら、絶対に関わってあげる方が良いと思います。


 「お母さん終わったらか採点して。」
と持ってきた後、横で真剣に見ている子もいますが、
ゲームを始めたりテレビを見始める子もいます。
こうした行為に怒っていねようでは良いサポートは難しいと感じます。
お母さんは今から出番なのでお母さんの気持ちとしては
「側で見てなさい。」
と言いたくなる気持ちは分かりますが、
子どもは今まで50分間頑張っていたのです。
採点中は休憩時間にしても当然なのです。

休んでいる子に
「採点終わったよ。おいで。」
と元気に声をかければ大抵来ます。
直ぐに来なくてもイラつかないでくださいね。ここが腕の見せ所です。

ガミガミ言ったところで点数は伸びなません。
言えば言うほど成績は下がることが多いです。
それに小言を言われると子どもはお母さんに採点してもらうのが嫌になってしまいお母さんが成績を伸ばしてあげられるのチャンスも失ってしまいます。


ケアレスミスしたときも指摘するのではなく、
「ここは惜しい。」
「あっ、もったいない(*^_^*)。」
などと声かけながら 明るいムードで採点するのがお勧めです。 
悪いところを指摘するよりは良い面を見つけてあげましよう。
 点数が悪くて子どもが落ち込んでいるときは下手な慰めは逆効果になる場合があるのでたまに問い詰めず見守ってあげる方がよいかも知れません。

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coach2023 at 00:31|PermalinkComments(0)中学受験ガイド 

2023年10月30日

過去問の取組み方3

本日も過去問の手取り組み方についてお話し致します。

過去問は真剣にやってこそ実力アップにつながるのですが、

これがとっても難しいのです。
その理由は、
子どはは他にもやらなければならないことが沢山あり過ぎ、
過去問まで真剣にやるエネルギーがないのです。


過去問をやるとき1回2回目は真剣になる子も多いですが、
だんだんマンネリ化してきてしまうのです。
まして負け試合が続いた場合は真剣に臨めるものではないのです。


これは子どもとして正常な反応ですので叱ったところで変わりません。
そんな中で
『如何に過去問を少しでも真剣に取り組ませられるか』
はお母さんのサポート力の見せ所です。


よっぽどの子でない限り、お母さんのサポート無で毎回真剣に取り組むのは無理です。
過去問ではお母さんがして上げられることが沢山あります。
ぜひお母さんの良きサポートで少しでも真剣に取り組めるようにしてあげてください。

あなたはどんなサポートをして上げますか。
ぜひ7個以上は考えてみてください。

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coach2023 at 03:12|PermalinkComments(0)

2023年10月24日

残り100日間で成績と合格率をあげるセミナー

受験当日まで残り約100日(東京、神奈川)となりました。
みなさんのご家庭は順調に進んでいますか。
不安やイライラが増していませんか。 笑顔は減っていませんか。

11月の『お母さんのための中学受験必勝セミナー』の開催日が決りましたのでお知ら致します。
今回のセミナーでは
残り100日間で成績と合格率を上げる関わり方をメインテーマに
・100日間で最大限合格率を上げるために
・今抱えている問題点いろいろの解決策
・過去問対策
・後悔しない志望校決定法
・お母さんの不安とストレス軽減法
・子どものSOS信号+劇薬の使い方
をテーマに行います。

残り100日間の過ごし方は合否に直結します。
「志望校の過去問ではなかなか合格点が取れない。点数が伸びない。」
「どうしたら良いだろう。」
と悩んでいるお母さんも多いと思います。
でも実は子どもも悩んでいるのです。

この時期塾任せでは成績が上がらない子は多いです。
第一志望合格が見えてきている方は良いですが、このままでは危ないと思う場合は、塾任せで本人任せでは成績も合格率もまず上がりません。
もちろん放っておいても変わりません。
今順調に進んでいないと感じるなら尚更お母さんのサポートは欠かせません。

出来ていないところを指摘して改善を促すことや叱咤激励だけでは余計に合格率を下げるので気を付けてくださいね。

 6年生のお母さんは不安やイライラも増していくる時期です。
ですがお母さんが不安になったりイライラしていると子どもの足を引っ張る結果になりかねません。

自分のやるべきことが明確になればだいぶイライラからは解放されると思います。
私もプロコーチと中学受験30年の経験でお母さんを出来る限りサポートしたいと思っています。
一人で抱え込むよりも絶対に良いサポートが出来ると思いますので、忙しい時期とは思いますが、ぜひお子さんの受験成功のためにご参加ください。

本当は早い(4~5年生)うちに聞いておく方がお得な内容でもありますので、4~5年生の方も遠慮なくご参加ください。初めて参加のお母さんでも参加しやすい構成になっていますのでご心配なく。

<日程と申込方法>
今回もZoomと大井町での会場での開催となります。ご都合の良い日程でご参加ください。
日時・・11月7日(火)Zoom 9時45分~11時55分 料金1800円
    11月9日(木) 大井町会場開催 9時45分~11時55分 
料金2300円
申込方法・・
一般お申込みは こちらのフォームよりお願い致します。

<blog読者特別特典>
今回私のセミナー初参加の限り、先着5名の方を無料招待致します。
私のセミナー初参加の方限定無料申込みフォームはこちらから。
満席になり次第受付を終了させて頂きますのでお申込みはお早めに。

セミナーの参加者より嬉しいメールを頂いたので紹介致します。
<参加者からのメール>
 セミナーに参加させていただいた中田(仮名)と申します。久しぶりの参加でしたが、たくさんのことを学ばせていただき、心より感謝申し上げます。
実はセミナーで先生のおっしゃった、「中学受験は子どもの心を支えてあげられるかが鍵」というお言葉に感銘を受けた私は、その後、
とにかく息子の気持ちを受け入れて、承認し抱きしめることに徹しました。 そうしたところ、如実に息子が変わったのです。
こんなに変わるとは、私の方がびっくりしてしまいました。
セミナー前に先生へメールで相談したときは、夏休みの間一人で家にいられない、勉強を始めるのに時間がかかる、といったことに悩まされていましたが、それがたった一日で、別人のように勉強し始めたのです。

 私が態度を変えただけで、こんなに変わってくれるとは。 今日も私が夜まで仕事だったため、帰宅したのは22時30分を過ぎていました。
それでもその間自分で勉強し、捻挫した足くびのリハビリの病院に行き、その後、塾へ行き、帰宅後自分から宿題をしたそうです。
どこへ行くにも、何をするにも一人ではやろうとしなかった彼がです。
もちろん、姉が一緒に家にいてくれたり、夜は主人と妹が帰宅して塾のお迎えに行ってくれたりなど、家族のサポートもありましたが、今までの息子だったら、ぐーたらとテレビを見たり漫画を読んだりして終わっていたことでしょう。
花岡先生に、何より大事なことを気づかせていただきました。本当にありがとうございます。 これからも山あり谷ありかと思いますが、息子と一緒に受験を楽しみながら、一緒に学んでいきたいと思います。 今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。 

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coach2023 at 01:36|PermalinkComments(0)中学受験ガイド