2016年04月10日

定着率を伸ばすには

本日は定着率をあげるサポートについてお話しします。

受験においては定着率はとても重要で、低い子は勝負になりません。
例え40時間勉強したとしても一週間後一ヵ月後にその内容の10%しか頭に残っていない(出来ない)のであれば実力か伸びないのは明らかです。


 同じ量の勉強をやったとしても後に残る量は子どもによって大きな違いがあるのです。 
一度やった問題が一週間後一ヶ月後にどのくらいできるかを定着率と呼んでいます。 
この定着率が低い子はどんなに勉強しても実力は付きません。

カリテストや月例テストなど一夜漬けでも結果のでるテストでは定着率や応用力に関係なく成績が取れたりするのが怖いところで、そうした勉強が身に付いてしまうと受験は苦しくなります。

そしてこの定着率は子どもの中で安定してしまうとのが怖いところです。
やった量の10%しか頭に残らない子はそれが当たり前となるし、
90%出来るようにする子はそれが当たり前と成るのです。

お母さんも塾でも勉強量を増やすことを一番に考える方が多いのですが、これは危険な行為でもあります。
定着率の低い子に勉強量を増やすとどうなるでしょう。
大抵は消化不良をおこし勉強量を増やせば増やすほど定着率は下がっていきます。
当然体にも無理がかかり食べるのも(勉強するのも)嫌になります。

つまり定着率の低い子に勉強量を増やすのは逆効果、どんどん実力の付かない脳の構造になっていってしまうのです。
実力を付けるためには勉強量を増やす前に先ずは定着率をあげることが肝心です。


これは定着率だけでなく、スピードや応用力にも言えます。
嫌がっている子に長時間勉強を強いるとダラダラやるのは自然の理です。
ますます遅い子になります。

勉強量(問題数)を増やせば一問をじっくり考えることはしなくなるし、
教えてもらうのを待つ子、覚える勉強をする子になり応用力は下がります。
かといって勉強時間を長くして
「じっくり考えなさい。」
と行ったところでわかる気がしない問題をじっくり考え応用力が養われる子はほとんどいません。

定着率をあげるには、始めのうちは少ない量でも良いので、
「やったものは全部出来る。」
という状態をつくること良いです。

 ですがこれはなかなか難しい作業でもあります。
塾では子どもの定着率などお構い無しに(出来る子に合わせて)次から次へと大量のことを要求してきますし、お母さんも勉強量でカバーさせようとすることが多いのです。
このため塾に行っていても定着率の悪い子は実力が全然付かないばかりか、行けば行くほどバカになるということが実際に起こります。
実際こうした負の連鎖に飲み込まれてザルで水を汲むような勉強をず~と頑張り続ける子も多いので、もし現在お子さんの定着率が低いと思う場合はまずは上げることを第一に考えてください。
そしてそれは塾ではしてくれないので、お母さんの力でなんとかして上げて欲しいと思います。


復習に重点を置いてなんどもやり直す勉強させれば・・・。
と思われる方も多いと思います。
現在定着率の低い子はこうしたことからやらせるのは良いと思います。
多分高校受験や中学受験でも偏差値50以下のところを受験するのであればこの勉強方法で問題は無いのです。
ですが、

ある程度の定着率を持った子、そして上位校を受ける場合はこの勉強方法では実力が伸びなくなります。

 私の元教え子にも、一度やった問題を何度も何度もやり直してくれる子、それに膨大な時間と労力をかけてくれる、とてもまじめな子が何人もいました。
ですがこのパターンにはまると不思議なほど応用力が低下します。
中学受験の上位校の場合"応用力が勝負"という問題構成になっているので何度も何度も復習して定着させるという勉強では合格は難しいのです。


トップ校を受ける子たちはの定着率はとても高いです。ほぼ100%と言っていいと思います。
ですが何度もやり直しなどはしていません。
この子たちに聞くと
「一回やった問題なんて出来るに決まっているじゃない。」
と簡単に言うし、だから
「2回3回と同じ問題をやり直すなんて時間の無駄。」
と言います。

この子たちと定着率の低い子では何が違うのでしょう。
頭の出来?
確かにそれもないとは言いませんが、沢山の子を教えてきた経験から言うと
「それは大きな要素ではないようです。」
では何が違うのか?
次回はスピード、理解力、定着率、応用力の高い子と低い子の違いはどこになるのか、その共通点についてお話しします。



2016年04月08日

テストの点数は実力とは別

 前回実力式によるお子さんの勉強効率測定して頂きましたが如何でしたか。
あなたのお子さんは効率が良い勉強をしていましたか。
この数値が0.2以下だと結構きついです。0.5以上ならまずまず、1を超えるのなら立派なものです。
1を超えるにはスピードと応用力が鍵りなりますけど…
本日はもう一つ式を紹介します。

テストの点数=実力×テスト力

というものです。
実力通りの点数が取れるかというと子どもの場合そうはいきません。
逆に実力が無くてもテスト力があれば取れてしまうのです。

テスト力とは、テストで点数を取るための力です。
つまり
・どこを勉強しておけば点数に繋がるか
・ミスをしないで出来る問題を確実に取れる
・時間配分が上手

などなど

塾の週テストや月例テストでは実力はあまり関係ありません。
どの問題集から多く出題されるかを知っていてそこを繰り返し勉強した子は点数が取ります、
範囲が狭いので試験前に見直せばいいのですから、定着率も関係ありません。
応用問題と言ってもほとんどは問題集の応用問題とほぼ一緒です。受験のような全く見たことのないような問題(真の応用問題)は10点分もないのです。

 こうなるとやった者勝ち、間違わなかった者勝ちです。
つまり実力よりもテスト力が重視されるテストなのです。
なのでこうした週テストや月例テストに一喜一憂するとどうしても実力をつけるよりもテスト力重視になってしまうので注意が必要です。


 私も家庭教師をしているとき、お母さんも子どももテストの点を必要以上に気にするご家庭では、どうしてもテスト力を上げて点数を取らせる勉強をせざるおえません。
それはそれで親も喜ぶし子どももやる気アップ自信アップに繋がるで悪くはないのですが、
でも真の実力付ける勉強が後回しになってしまう場合もあるのが辛いところです。

まじめなに今まで頑張って成績も良かった子が6年生になるとだんだん下がっていく子も多いという話は聞いたことがあると思います。
それは正にテスト力で点数を取ってきて真の実力は点数ほど付いていないためなのです。


お母さんは子どもがミスをするのが大嫌いです。
凄くもったいなく思うようです。
因みに
「ミスしないように気お付けない。」「またミスして、どうしてあなたは見直さないの。」
と口が酸っぱくなるほど子どもに注意するお母さんもいますが、統計的に見て子どもは言えば言うほどミスの多い子になるそうなので気を付けてくださいね。
この辺が中学受験サポートの難しいところ、面白いところですね。
子どもは小学生ですから理屈より感情が成績にも反映されるのです。
 
次回は実力をつける方法についてお話ししてみようと思います。



2016年04月07日

勉強効率を測定してみよう

 セミナーでは始めに下記の実力式を使って子どもの今の勉強効率を測定して頂いています。
実力式と言っても私がお母さんに分かりやすく説明するために考えたものなので、『これが実力』と言うものではありませんので、参考までに使ってください。

<2.お子さんの現時点での勉強効率を数値化してみよう>  
 次に現時点でのお子さんの状態をチェックして頂きました。
厳密に考えると埋められなくなってしまうと思いますので、今日はお母さんの今感じている感覚でも構いませんので数字を入れてみてください。
応用力に関しては説明無しでこの文章だけで埋めるのは難しいと思いますが、印象としては普通が3くらいで考えて頂ければよいかと思います。 中高の学校の勉強や高校受験では応用力は3もあれば十分というレベルですが、中学受験(特にトップ校)ではそれほど応用力の高さが求められているということです。

①現在の勉強時間  (   時間/週) 
お子さんは塾と家合わせて週に何時間くらい勉強していますか。

②現在のスピード (    )
普通の人を1として。 0.1~3倍の範囲でお答えください。 普通の人の倍くらい時間がかかる場合0.5倍  半分の時間で終わる場合2倍

③現在の理解力 (     %)
塾での説明など、どの程度理解できているかについて 1%~100%の範囲でお答えください。

④現在の定着率(   %)  
2週間後にもう一度やったらどの程度解けるかを基準に1%~100%の範囲でお答えください。

⑤現在の応用力(    )×0.3=(    )
1~10の範囲でお答えください。
1.全く同じ問題ならできるけど少し変えられると解らない 2.数字を変えられてたくらいなら出来る 3.多少問題を変えられても本質が同じならできる。 4公式ややり方を説明できる  5.習ったことは大抵使いこなせる~  6.応用力はあるほうだと思う~ 10.応用力なら誰にも負けない

今 現在の勉強効率=②×③×④×⑤=(       )

今回は上記の計算で現在の勉強効率がどれくらいかを数値化して頂きました。
と言ってもこの数値が理論上正しいというものではなく、あくまでも客観視するための目安だと思っていくださいね。

さてあなたのお子さんの効率はいくつになりましたか?
この数値が低いと勝負になりません。
20時間勉強しても3時間ぶんにもならない、つまり普通に4時間勉強した人より実力がついていないのですから、自信もなくすし劣等感も生まれます。

本当の実力を付けるのはこの数値を伸ばすことが必要になってきます。
お母さんはどうやってお子さんの②~⑤を上げて行きますか?



2016年04月05日

中学受験の落し穴(注意ポイント)

本日は4月に行った今年度最初のセミナー
「お母さんの力で成績を伸ばす10の方法」
の内容を紹介していこうと思います。
 
 この初回のセミナーはサポートのコツと注意点を盛り込んだ、いわば今後良いサポートをしていくうえでのポイントが詰まったものとなっていますのできっとブログを読んでくださっているお母さんにも参考にして頂けると思います。
 私のセミナーはレクチャーというよりもお母さんに体験をしてもらったり自身に考えてもらったりしながら参加型で行っているので、文章では伝わり難いと思いますますが、想像力を働かせて読んで頂ければ幸いです。
また実際に参加してくださった方には、思い返す切っ掛けより深く考える切っ掛けにして頂ければと思います。

<1.落し穴の位置を書きだしておこう>  
 中学受験でお母さんが失敗するケース(受験の落とし穴)のほとんど は共通しています。 
ですから事前に落とし穴の位置を知って注意することで落ちる可能性を大きく減らすことが出来ます。
初回のセミナーではレクチャーと体験を通し『落し穴の位置』を色々お伝えしますので、聞き取った落とし穴や自分で注意しようと思うポイントを書き出してみてください。と事前に伝えてセミナーをスタートしました。
1.                      .  2                      .  
3.                      .  4                      .
5.                      .  6                      .
7.                      .  8                      .  
  

今後ブログでも紹介していきますが、ここで紹介するのは極々一部なので
お母さん自身が気をつけようと思ったことがあればぜひ書きだしてみてください。

あなたはどんなことが中学受験の落し穴(注意するポイント)だと思いますか。



2016年04月03日

中学受験はお母さん次第

中学受験はお母さんの関わり方がとても大切だと私は感じています。
お母さんの関わり方次第で子どもの成績はもっともっと伸ばせます。

 現代の子どもたちは昔以上にお母さんの影響力が大きくなっているので、お母さの関わり方はより大切になっていると感じます。

 近年では
「お母さんはあまり心配なさらず、塾に任せてください。」
と言うようにお母さんはあまり手を出さないでくださいと推薦する塾も増えました。
実際には塾だけで力を発揮できるお子さんは半数にも満たないと感じるのですが・・・。
これは裏を返せば、

 プラスの効果を及ぼすお母さんよりマイナスの効果を及ぼすお母さんの方が多い為です。
そしてこのマイナス効果は致命傷になるので、塾側としてはプラス効果を捨ててでも、マイナス効果を発揮するお母さんの関わりをなくしたいからでもあるわけです。


 私も以前派遣で家庭教師をしていたころは、マイナスの影響を及ぼすお母さんが圧倒的に多くその影響を減らすのにとても苦労したものです。(今はコーチングを理解してくれているご家庭でしか教えていないのでだいぶ楽になりましたが・・・)
 塾で教えていた頃は、お母さんによって致命傷を負い実力を発揮できないまま受験を終え、強い劣等感や親子関係が悪くなった例、嫌々中学生活をおくる羽目になった例を毎年沢山見てきたのでマイナス効果の怖さは充分すぎるほど理解しています。

 ですがお母さんのプラス効果を捨てるにはあまりにもったいないように思います。
お母さんとしても頑張っている我が子に何もしてあげられないというのはとても辛いことだと思います。

ではどうすればよいか?
お母さんが、マイナスの関わり方を減らしプラスの関わり方ができるようになれば良いのです。
私は「お母さんの為の中学受験サポートセミナー」を12年間やってた中で、それは可能なこだと確信しています。マイナス効果を及ぼす注意点と子どものやる気や能力を引き出すコツとコーチングの手法を知るだけでも致命傷と受験の弊害は確実に減らせます。

受験は僅差の争いなので、最後はこのお母さんのプラス効果の量が勝敗を分けるといつても過言ではないと私は思います。

 「頑張る我が子と共に自分も努力し成長したい。」
と望んでいるお母さんはきっと多いて思うのです。


2016年04月02日

2016年度お母さんのための中学受験サポート講座スタート

新学期が始まる季節となりました。
このブログも今日からはまた新たな気持ちで、来年の受験に向けた
『お母さんのための中学受験サポート講座』
をスターさせたいと思います。
今年度も中学受験をするお子さんの
・成績アップにつながるサポート
・成長につながるサポート
・悔いのない受験をするためのサポート
そして
・受験生を持つお母さんの不安やすとれすが少しでも軽減できるよう。
・折角頑張っているお子さんとお母さんの頑張りと努力が良い結果に結び付くよう
・受験の弊害に苦しむ家庭が少しでも減るよう。
・子どもの能力とやる気をもっと引き出せるよう。
・お母さんの力で成績を上げる方法を沢山伝えられるよう
中学受験を成功に導くために、お母さんにできることについて塾講師&家庭教師の経験とプロコーチの2つの視点からお伝えしていこうと思っています。

今年度は毎月のセミナーに沿った形で進めながら、お母さんからの質問にもお答えしていこうと思っています。
昨年まで読んでくださっていた方も、そして今年が初めての方にも、少しでもお役に立いるよう頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

本日は私が中学受験生を持つお母さん対象のセミナーやこのブログを書き始めた訳についてお話してみようと思います。

 私は現在はプロコーチをしていますが、コーチになる前はず~と塾講師をしていました。今も家庭教師はしているのでもう30年間現場で中学受験に関わっています。
現場で関わっていていつも思うことは、
「中学受験を目指している子どもたちは、本当に頑張っているな~。」
ということです。
ほとんどの生徒は週4日~5日一日に5時間近く塾に行き、さらに家で宿題をこなしています。
多くの子が本当に頑張っています。

ですがその分実力がついているかというと「???」と感じるお母さんも多いのではないでしょうか。
がんばっているのにその時間と労力が成績アップにつながらない生徒は実に多いのです。 
それはとてももったいないことだと思います。


子どもも頑張っていますが、実はお母さん方もとても頑張っています。
受験勉強を頑張っている我が子を見ていると、
「何とか成績をアップさせてあげたい。」
「何とか合格させてあげたい。」と思うのが親心なのでしょう。

「ではあなたはそのために何をしてあげますか?」
と聞かれたら如何ですか。
自信を持って「私はこれとこれをします。」と答えられるお母さんは少ないのではないでしょうか。

中学受験は初めての体験なので、何をどうすればわからないまま不安と戦いながらサポートしているお母さんも多いのではないでしょうか。

お母さんの期待と愛情パワーはとても大きいのでそれが用方向にでれば大きな力となりますが、逆にマイナスに向かうと成績が上がらないだけでなく中学受験をしたせいで
・勉強嫌い
・自信や自主性を失くす
・親子の信頼関係を崩す
・ゆがんだ価値観を持つと言った弊害を招くことも少なくありません。
それはとっても悲しいことです。


子どもも頑張っているし、お母さんも必死に頑張っているのに弊害で苦しむ親子を私は毎年たくさん見てきました。それを何とか出来ないかな~。なんとかしたいな~と思いいたとき私はコーチングと出会いました。

このコーチングの手法を上手に伝えられたら、コーチングの手法を使いながら中学受験の特殊性やコツや注意点をお母さんに伝えられたら、もっともと子どもは伸びるしよい思いも出来ると思い、12年前からお母さんセミナーをはじめました。
少なくともお母さんの関わり方次第で弊害の部分はほとんど無くせると思っています。


ぜひぜひお母さんの力で成績アップと良い受験に導いてあげてください。

 上手なサポートとは勉強を教えることでもないし、長時間一緒に居なければならないわけでもありません。 ですから働いているお母さん、忙しいお母さんでも、勉強を教える自信のないお母さんでも大丈夫です。このブログが少しでも子どもの成長、そして受験の成功のお役にたてれば幸いです